let's think

希望通りのロゴが提案される依頼のコツ

デザイナーに、あなたの会社やサービス、それに対する思いを伝えましょう。
悪い例と良い例を見比べて、素晴らしい依頼文を考えてみましょう!

1.ロゴにする対象について説明してみよう!

悪い例

タピオカ屋さんです。ロゴよろしく。

良い例

原宿・竹下通りのタピオカ激戦区にオープン予定のタピオカ屋です。
お店のこだわりは、自然の原料で色付けした七色のタピオカとグラデーションのお茶です。(添付写真参考)
多くのタピオカ屋は台湾発祥をうたっていますが、当店は台湾→アメリカ→ハワイ経由の、あまりアジアっぽくないイメージのお店です。
お店は非日常的な、ハワイアンリゾート的な内装です。カラフルさはありますが、子供っぽさはありません。

デザイナーは依頼の背景から、そのロゴにふさわしい要素を選び出します。
デザイナーに判断するための情報を提供しましょう。
ただし、多すぎる資料は適切ではありません。

2.既存のロゴを研究しよう!

悪い例

大企業っぽいデザイン

良い例

・(当方はスポーツジムなので)スポーツメーカーのアディダス、アンダーアーマー、ナイキのロゴのような力強くシンプルで男らしいデザインが希望です。

・グラデーションをかけず、パキっとしてフラットなものが好きです。

・●●のようなデザインは、古臭い印象があるので好みません。

デザイナーは既存のロゴのデザインから、お客様の好み(またはその逆)を知ることができます。
模倣して(盗んで)作成するわけではありませんので、どんどん既存のロゴを見て研究し、最高のロゴのための礎にすべきです。

ロゴを検討しているときには忘れがちなことですが、印刷は、フルカラー → 単色 → モノクロの順にコストが安くなります。フルカラーでしか成立しづらいロゴにしてしまうと、印刷費が思ったよりも高額になるかもしれません。
また、黒字に金色・銀色のロゴはとてもカッコイイですが、印刷するときには「特色」といって別料金がかかることも。そもそも金色・銀色の取り扱いがない印刷会社もあります。どうしても金色・銀色にしたい場合はともかく、なんとなくで選ばないようにしましょう。

3.ターゲットにどう思われたいかをイメージしよう

悪い例

カッコイイやつ。売れそうな感じのデザインにして!

良い例

・品質が良い製品が揃っていそうだ、と思われたい
・洗練されて、大人っぽいと思われたい
・はつらつとして元気いっぱいのお店だと思われたい
・一度見たら忘れられないようなインパクトを与えたい
・以前のロゴを踏襲しながらもブラッシュアップして現代的になった、と思われたい

たとえば、10代の男性と、40代の男性が「かっこいい」と思う基準は違います。
深呼吸してもう一度、あなたがロゴをPRしたいターゲットのことを考えましょう。

もしデザインの希望がどうしても思い浮かばない方は、デザイナーにおまかせ!も可能です。
どんなロゴが提案されるかお楽しみに!