「有名なバンドのロゴに見る世界観」の第6回です。
ロゴというと、シンプルなモチーフのものから、複雑な構成の図柄のものまで、そのデザインは様々です。
今回ご紹介するバンドのロゴは、どちらかというと複雑なデザインと認識されているのではないでしょうか?
70~80年代を代表するロックバンド、クイーンのロゴです。随分と絵画的なデザインですよね。
このデザインのモチーフになっているのは、不死鳥、2頭のライオン、カニ、妖精、王冠、それにQUEENの「Q」を模ったリボンです。
リボンの「Q」はそのままの意味で、王冠もクイーン(女王)から連想できます。
不死鳥については、バンドが永続的に続くようにとの願いであると考えられています。
では、他のモチーフはどういう意味が込められているのでしょう。
2頭のライオン、カニ、妖精というのは、実はそれぞれメンバーの星座をモチーフとしたデザインなとなっています。
つまり、2頭のライオンは獅子座のロジャー・テイラーとジョン・ディーコンを表し、カニは蟹座のブライアン・メイを表し、妖精は乙女座のフレディ・マーキュリーを表しているのです。
カニ座のブライアン・メイ
妖精(おとめ座)のフレディ・マーキュリー
因みに、2頭のライオンはちゃんと区別がされていて、ファンの間では、顔の表情やたてがみ、更には冠の爵位から判断して、左のライオンがロジャー、右のライオンがジョンであるという解釈が定説とされています。
こっちのライオンがロジャー・テイラー(?)
こっちのライオンがジョン・ディーコン(?)