このブログでご紹介しているロゴのデザインは、弊社の制作実績では無いものも含まれています。
著作権はそれぞれの企業様、サービス、ブランドに帰属します。

ベースの安定がロゴのバランス感をアップ!大林組のロゴ。

1892年(明治25年)創業の日本の大手総合建設会社、株式会社大林組のロゴマークです。清水建設、竹中工務店、鹿島建設、大成建設とともにスーパーゼネコン5社の一つで、六本木ヒルズ森タワー、東京スカイツリーなど有名な建造物を造っています。

そんな大林組のロゴがこちら。

建築会社さんのロゴ
建築会社さんのロゴ

非常にシンプルですが、印象的なロゴです。オフィシャルサイトによると、ロゴを「コーポレートシンボル」と読んでおり、次のように紹介されています。

「人と地球の潤い豊かな調和を願い、果てしなく続く美しい地平線や水平線の彼方に大きな夢を託しつつ、逞しく未来を創造する私たちの心を表しています。末広がりの形で表現される下部は、あらゆるものを育む安定した地球のイメージであり、また大林組の限りない発展への願いを込めています。鋭く上方を指向 している上部は、新たな価値を造り出す活力ある知識集団として、常に向上を目指す大林組の姿勢を示しています。」

気づかれた方もいるかと思いますが、このロゴは三角の形が組み合わされているように見えて、実は正方形がベースになっています。45度傾いて、白い隙間があるので一見四角らしくないのですが、見えない部分をラインでつなぐと、ちゃんと正方形になっているんですね。

建築会社さんのイメージは、その建物の形からやはり丸や三角よりは四角ではないでしょうか。一ひねりしてベースにしてあるところが、このロゴのおもしろいところです。また、正方形なので安定し、バランスも良いのです。

ロゴそのものの「形」はもちろん、ベースにもこだわる。
建物そのものにもこだわり、基礎工事にもこだわる。
まさに建築会社にふさわしいロゴです!

さらに色に込められたメッセージがこちら。

ブライトグリーン
自然と人、個人と社会との調和が保たれた明るい未来への希望を、地球の豊かな緑に託して表現しています。

モーニングブルー
新鮮で活力に満ちたわれわれの姿勢を、曙の空に託して表現しています。

青、緑ともにどこにでもあるような色ではなく、あえてこの色を選んだ、という「意志」が感じられます。建築会社なので「マリンブルー」や「抹茶色」などとしない…そこにはロゴに込める「明確な思い」が感じられますね。色の名前もさわやかで素敵です。「(会社名)レッド」や「(ブランド名)ブルー」など、名乗った者勝ちですから、あえて色の名前を自分でつけてしまうのも良いかもしれません(法的な特許性や独占力はありませんが)。

ロゴの形だけではなく、ベースのことも考えたロゴを作りませんか?
ロゴ作成なら実績4000社超のロゴ・JP http://www.logo.jp/