この記事は2020年8月26日に書かれました。AIは一切使用せず、フルオリジナルテキストです。
大阪・関西万博のロゴの決定が発表されましたね。
そのロゴに対し、賛否両論が渦巻いて大変話題になっています。
特に多い意見が、「怖い」「気持ち悪い」「不気味」という意見です。
しかし、自分でもなぜ万博のロゴが怖いと思うのか、その理由を説明できない人は多いようです。
なぜ、大阪・関西万博のロゴを怖い・気持ち悪いと感じるのでしょうか?
大阪・関西万博のロゴが怖い4つの理由について考察していきましょう。
※ 以下の記事に、怖い・気持ち悪い検証・比較画像は使用していませんので安心してご覧ください。
■万博のロゴが怖い理由1:色がきつい(禁止・警告の色)
赤という色はこれ以上ないほど強い色です。
情熱、力(エネルギー)、勝利などポジティブな意味も持ちますが、注意や禁止、注目をもたらす色であり、警告の色でもあります。
赤という色に強く集中してしまうため、他の理由がもつ作用を高めてしまうと考えられます。
■万博のロゴが怖い理由2:形が不規則(予想がつかない)
丸(円)、四角、三角という形は人が普段慣れ親しんだ形であり、このあとどうなるのか予想のつく形をしています。
たとえばオリンピックのロゴはところどころ途切れていますが、全体としては円であるため、全体が円になるのだな、と理解してみることができます。
そして多くの生き物は(表面的に)左右対称です。
しかし大阪・関西万博のロゴは動きが不規則であり、このあとどのようになるのか予想がつきません。
どうなるのかわからない、これを不安と感じるのです。
たとえば、地面に張っているアリよりも、セミファイナル(死にかけだが時々動く状態のセミ)の方が怖いと感じませんか?
アリは次の移動の動きが予想できますが、セミファイナルは予想できません。
自分に向かってくるかもしれません。
だから怖いのです。
最近は特にコロナの影響で、人々は
・この先どうなるかわからない
ことに対して神経質になっており、不安に感じています。
このロゴはやや膨張傾向があり、増殖しそうな雰囲気もあります。
どうなるか予想がつかないものが、膨張・増殖する雰囲気を不安と感じるのです。
また、(虫や魚など)感情を感じられない目も「何を考えているのかわからない」ゆえに怖く感じます。
人や動物は本能的に敵対や喧嘩を避けようとします。
そのためには、対面する相手が敵かどうか、自分に危害を加えてくるかどうか、を判断しなければなりません。
人の場合は相手の表情を見て、怒っていれば攻撃されるかもしれない、笑顔であれば安心・受け入れられている・仲間である、というメッセージを読み取っています。
これが無表情であれば、それを判断することができません。
意思疎通ができない、という情報を読み取るかもしれません。
だから次の行動が予想できず、不安であり、怖く感じるのです。
■万博のロゴが怖い理由3:定められた個数よりも多い
多くの生き物、特に見慣れた哺乳類、そして人間の顔に、目は二つです。
これが増加することにより「異質」「自分たちとは相いれないもの」と感じ不安になるのです。
たとえばホタテには目が80個から100個ありますが、ホタテのゆるキャラにそのような造形は行いませんよね(怖いからです)。
目は口ほどにものをいう、とあるようにコミュニケーションの動物である人が、感じ取れる情報量の多い部位です。
それが必要以上に沢山あることに違和感を感じ、さらに予測がつかない目が沢山あるゆえに怖いのです。
■万博のロゴが怖い理由4(最大の理由):怖いと感じるもの(既存の恐怖症)に似ている要素が多い
世の中には様々な恐怖症があります。
その中でも
・集合体
・視線
・虫
・お化け・クリーチャー
・細菌・ウイルス(最近はとくに)
が怖いと感じる方は多いのではないでしょうか。
多くの創作のクリーチャーは、人間が怖い・気持ち悪いと思う要素を意図的に入れています。
目が沢山あり、形が左右非対称で、増殖しそうで、動きが予想できず、意思疎通ができそうにない…そういった要素を怖いと感じるからこそ、そのように造形しているのです。
その要素と似ている、むしろ同じ要素で構築されているから、大阪・関西万博のロゴを怖い・気持ち悪いと感じるのでしょう。
これは、緊急地震速報の「ウイン!ウイン!」という不穏な重低音が怖い理由と同じです。
あの音を不安に感じるのは、人が本能的に怖い、警告である、と感じる要素を意図的に入れているからこそ、怖いのです。
(大阪・関西万博のロゴは意図的に怖い要素を入れたわけがないと思いますが)
しかし、最終選考に残った5つのロゴの中で、一番印象が強いこともまた事実です。
他のロゴが選ばれていたら、ここまで話題にはならなかったでしょう。
他の候補に比べてパキっとした色使いと形は単純明快で視覚しやすく、エネルギッシュです。
前回の大阪万博の時のロゴとの連続性もあり、継承のメッセージ性もあります。
ロゴが出るたびに何かのパクりだ!という話になりますが、大阪・関西万博のロゴは「各種クリーチャーに似ている」という話は出ますが、既存のロゴのパクりだという話は出ていません。非常にオリジナリティがあるロゴと言えます。
また、白黒(グレイスケール)で使用した場合にもロゴが持つ印象が消えません。
三色(スミ+特色2色)なので、印刷コスト的にも良いでしょう。
これは他の候補にはない素晴らしい要素です。
ロゴはこのように、好き・嫌いだけではなく、白黒で使用したらどうなるか、印刷コストはどうか、他の候補を使用したときにはどのような弊害が予想されるか、など複合的に判断すべきなのです。
とはいえ、自国で開催される万博のロゴの決定に、(ロゴを怖い・気持ち悪いと思う)自分が置いてけぼりにされたようでつらいですね。
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