「企業のイメージカラーの効果」の第9回です。
前回は光の3原色をコーポレートカラーとしている、ちょっと珍しい企業のロゴをご紹介致しました。今回は、もっとシンプルなコーポレートカラーを取り上げます。
今回取り上げるのは、ピンク色をコーポレートカラーとする企業のロゴ。
ピンク色には、「少女らしい」・「女性らしい」・「ロマンティックな」・「優しげな」・「甘い」・「若々しい」といった一般的なイメージがあります。
その他の意味合いとして、目立たせる為のカラーであるとも言えるでしょう。濃度が高いピンク色を「ショッキングピンク」と呼ぶことは、広く知られています。
それでは、まず最初の企業。
「AVON」です。化粧品メーカーとして有名ですね。
この企業の場合は、「女性らしい」イメージを強調する為にピンク色をコーポレートカラーとしていると言えるでしょう。
因みにAVONは、かなり早い時期からピンクリボン運動に携わっています。
では、もう一つの企業。
「カクヤス」です。東京都内で酒類を無料配送してくれる企業として有名ですね。
この場合のピンク色の機能としては、「目立つ」という点が重要です。配達のバイクなどにピンク色が用いられることで、街中での宣伝効果が高まると言えるでしょう。