もはや日本の塾の代名詞ともなっている、学習塾の公文。公文公(くもん とおる)氏が1958年(昭和33年)に大阪数学研究会として設立したのが始まりで、現在は日本だけでなく、南北アメリカ大陸、ヨーロッパ、東南アジア、韓国、台湾、香港、中国大陸、アフリカ、オーストラリアなど45カ国・地域に教室を展開しています。
そんな公文のロゴがこちら。
そんな公文のロゴがこちら。
さやわかな水色に、手書きの味が残る顔のモチーフ。公式サイトで紹介されているロゴに込めた思いにはすばらしいものがあります。
以下は公式サイトからの引用です。
私たちのロゴに込めた想い
「KUMONロゴ」は「知的でシンプル、小さな子どもから大人まで親しみを持っていただけること、そのためにユーモア・わかりやすさが感じられること」をキーワードにデザインされました。また水色は、知性や誠実さを意味し、さらに“世界はひとつ!その共通の空の色”といった気持ちを表現するカラーとして使われています。この「KUMONロゴ」の“O”の部分がシンボルマーク、愛称「THINKING FACE」になっています。
この“顔”は、お子さまや保護者の方々やKUMONの先生やスタッフ、社員、全員の顔です。“考え続け成長する”ということを表現しています。
この水色の看板は、そこが子どもたちのことを考え、教育を考える、地域の「教育ステーション」になりたいというサインです。
ロゴマークへの思いを公式サイトでスルーしている企業もたくさんありますが、公文は並々ならぬ思いを込めた大切なものとして扱っているのが伝わってきますね。世界で展開する企業ならではの、ミニマムで普遍的なデザインです。
公文は幼児~高校生の学習塾のようなイメージがありますが、実は英語、フランス語、ドイツ語などの外国語をはじめ、ペン習字、毛筆、英語速読などの教室もあり、また社会人を対称にした様々なものもあるそうです。
多くの要素があるからこそ、ロゴには洗練されたシンプルさや器の大きさが必要なのですね。