見慣れたデザインにも、知らない歴史があったりするものです。
ポロシャツにこのロゴマークが付いているイメージが強いのではないでしょうか。
フランスのアパレル企業、ラコステのロゴです。香水や時計などの取り扱いでも有名ですね。
この緑色のワニ、多くの人が見慣れていることでしょう。しかし、どうしてワニの姿がロゴマークとして描かれているかは、知らない人も多いのではないでしょうか?
実は、このロゴマークはラコステ創立者の一人ルネ・ラコステに由来します。
ルネ・ラコステは、ウインブルドンを2度制覇したほどの、世界的に有名な実力派テニスプレイヤーでした。彼は25歳で引退した後、テニスシャツのデザインを始めます。
その際に作成したブランドロゴというのが例のワニのマークなのですが、これはルネ・ラコステにつけられたニックネーム「ワニのラコステ」に由来しています。ルネ・ラコステの粘り強いプレイスタイルが、そのようなニックネームを付けられるに至った由縁です。
ルネ・ラコステが現役の時代には今のようなポロシャツは存在せず、テニスウェアはあまり運動に適さないものでした。
ルネ・ラコステがデザインした動きやすいポロシャツは革新的で、ワニのマークと一緒に世界中のテニスプレイヤーに広まっていったのです。