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巨匠、亀倉雄策の生き様

「プロのロゴデザイナーに頼むデザイン作成はこんないに違う」の第四回です。
プロのロゴデザイナーとは何なのか?その問いに答えるには、代表的な何人かのロゴデザイナーの進んだ軌跡を辿る必要があります。
今回は、実際にプロのロゴデザイナーとして活躍し、数々の著名な作品を作り上げ紫綬褒章を受章するまでに至った、巨匠亀倉雄策氏について一つ、ある逸話をご紹介することとしましょう。

亀倉氏がデザインしたものとして最も有名なのは、日本電子電話(NTT)のマークか、東京オリンピックのポスターか、フジテレビジョンの旧シンボルマークかの内の、どれかではないかと思われます。
しかし、亀倉氏のデザイン物の中でそのどれでも無い物を、私たちは一時よく目にしたのではないでしょうか?
それは、リクルート社の旧ロゴマークです。

リクルート社と言えば、どうしてもリクルート事件が連想されてしまいます。もちろん、そこに余り良いイメージは見出せません。
ところがリクルート事件が起こった頃、何と亀倉氏はリクルートG8ビル(当時の本社)に事務所を移しました。
ロゴマークをデザインした縁あってのことでしょう。亀倉氏はリクルート社の助けになろうと、そういった行動を起したものと考えられます。
そして、リクルート社より「Creation」という雑誌を創刊します。これは94年に発刊された20号まで続きました。

デザイナー仲間や後進のデザイナーからも、大変慕われていたという話を聞きます。
義理人情に厚い、親分肌の巨匠だったのでしょうね。