このブログでご紹介しているロゴのデザインは、弊社の制作実績では無いものも含まれています。
著作権はそれぞれの企業様、サービス、ブランドに帰属します。

日本には昔からロゴがあった?!最小芸術・家紋を楽しむ

魅力的な製品ラインやスマップや白い犬などの大胆で印象的なCMのソフトバンク。いまや誰もが認める大企業ですが、実は数々の事業の失敗を乗り越えてきたタフな会社でもあります。

そんなソフトバンクのロゴマークは坂本竜馬の海援隊に由来しています。
ソフトバンクの採用サイトには新入社員向けにロゴの由来が誇らしげに語られています。それによると「(竜馬率いる海援隊は)高度な情報と知識を持って、藩や日本の枠に縛られず、慈自由な発想力ち大胆な実行力で日本を近代国家に導きました。私たちもそういう志をもちたいと思い、海援隊の旗印をベースにロゴマークを開発しました」だそうです。

コーポレートカラーの黄色はなんと「レボリューションイエロー」といいます。人を元気、そしてポジティブにする色であり、生命力と活力にあふれています。

また海援隊へのオマージュというだけでなく、「デジタルの先にある人々の幸せを追求したい」「すべての人と情報とエンターテイメントを公平に楽しめる世の中にしtたい」と願うとき、その答え「=(イコール)」の先にあるものがSoft Bankでありたいという企業の思いが込められています。

孫社長に限らず、坂本竜馬は日本の社長にとても人気のある人物です。坂本竜馬の発想力と実行力は、何か新しいことをはじめたい、という経営者の憧れなのですね。

ちなみに、竜馬自身の家紋は「組合い角に桔梗」といいます。桔梗は美濃の土岐氏発祥の家紋で、ほかにも戦国時代の武将・明智光秀や加藤清正などが用いています。

竜馬といえば、大河ドラマ「竜馬伝」は記憶に新しいかと思います。その主人公、「岩崎弥太郎」が創業した三菱の船舶部門である日本郵船の旗印も海援隊がベースにされています。

今でも家紋をベースにしたロゴマークは多くの会社で使用されていますが、もっとも現代的であるといえる「携帯電話」を扱う会社にさえインスピレーションを与えてしまうなんて、とても興味深いですね。