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立体商標について(3)

「ロゴマーク作成と知っておきたい商標のお話」の14回目です。前回は、比較的最近国内で立体商標が認められた例として、ゴルチエの女性型香水瓶の話題を取り上げました。
今回も、最近の国内における立体商標認可例をご紹介致します。

2011年6月、デンマークの家具ブランド「カール・ハンセン&サン」が、同ブランドの代表作「Yチェア」を立体商標として認めないのは不当であるとして特許庁の審決を取り消すよう求めた訴訟に対して、「特徴的な形状で、他社の商品と識別することができる」という、請求通り審決を取り消す旨の判決が下されました。

判決によれば、ハンス・J・ウェグナーのデザインによるYチェアは、昭和25年以降、全世界でおよそ70万脚以上を売り上げたと考えられ、その実績も加味されたものと思われます。

裁判では、「半円形に形成された1本の曲げ木が用いられ、背もたれの部分がY字或いはV字のような形をするなど、特徴的な形状である」と指摘されました。
発売より変わらぬ形状が維持されてきており、また、雑誌などで「最も売れている輸入椅子のひとつ」として紹介されたことなどからも、自他商品識別力があると考えられ、立体商標に認められたのでしょう。

「一般的に広く知られている」かどうかがポイントになった、一つの事例と言えるかもしれませんね。