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高貴な家柄にのみ使用が許された牡丹紋

みっちりと描き込まれたデザインで、何をモチーフにしているか、一見分かりづらいかもしれませんね。
これは、牡丹を家紋のデザインに用いた「牡丹紋」です。どことなく、高貴な雰囲気があると思いませんか?

実際、牡丹という花は古来より高貴なものとして考えられてきました。
江戸中期の書物「大和本草」には、「中国では花王と称し、花の富貴なる者とす」といった記述がなされている程です。
聖武天皇の御世に中国から輸入され、それ以来、宮中でも盛んに賞されたといいます。

唐の時代、第三代皇帝・高宗の皇后、則天武后が牡丹を愛し、宮中の庭に移植していたという話があります。
聖武天皇の皇后、藤原氏出身の光明子は、則天武后に憧れを抱いており、やはりこの花を愛したものと思われます。

それと直接的な関係があるかどうかは分かりませんが、牡丹紋は藤原家の中でも権威のある家のみ使用が許されています。例えば、藤原氏宗家である近衛家などですね。

時代が下っても牡丹紋のイメージは高貴なものであったと思われ、江戸時代の諸藩においては、島津、伊達、津軽、鍋島などの大大名に、その使用が許可されていたと言います。

この中でも津軽氏は、南部氏から領地を奪い取った後に関白家の近衛氏に金品を贈与し、牡丹紋使用の許可を迫ったのだとか。
それほど、権威のある家紋ということです。