同様に発音する言葉であっても、漢字で見る場合とカタカナで見る場合とでは、何となく受ける印象が違ってしまうものです。
株式会社コメリのロゴです。赤い丸に白抜きでニワトリの図柄が描かれているマークでお馴染みですね。
この赤い丸は「大地から昇る太陽」を表しており、中のニワトリは「小国鶏」という、時を告げるニワトリを表現しているそうです。
このロゴマークのデザインは、「自然の流れの中で、常に企業の存在を検証し、未来に向かって挑戦する企業姿勢」を象徴している、との話です。
さて、そんなコメリ。
カタカナで表現されていると、ネーミングの由来が分からなかったりしますね。
実は、コメリというネーミングは、元々は漢字で表現されていたものでした。
「米利」というのがその漢字表現なのですが、それも元々は「米屋の利右衛門」という呼ばれ方が由来でした。
その当時のロゴマークが、これ。なるほど、「米」に「利」ですね。
現在のものとデザインは大分違いますが、これはこれで赴きがあると思いませんか?
因みに、「株式会社米利商店」が誕生したのが、1962年のこと。
1973年には商号が「株式会社米利」となり、そして1985年に「株式会社コメリ」へと商号が変更されています。