「企業のイメージカラーの効果」の第6回です。
前回は臙脂色という、ややマイナーな色をコーポレートカラーとする企業のロゴをご紹介しましたが、今回はかなりメジャーどころのコーポレートカラー。
それは、緑色。緑色のイメージとしては、「自然」「落ち着いた」「静か」「さわやか」「生命感」「若々しい」「リラックス」「安心」といった要素が挙げられるでしょうか。
それでは、まず一つ目の企業です。
三井住友銀行です。三井住友銀行のロゴには2種類の緑色が使用されていますね。この内、フレッシュグリーンは「若々しさ」や「知性」を、トラッドグリーンは「伝統」や「安心感」をそれぞれ表しているそうです。
続いて、二つ目の企業はこちら。
Pasco、元は敷島製パンでしたね。コーポレートカラーの「Pascoグリーン」は、ブランド名がPascoに変更された際に、新たに制定されたものです。
「Pascoグリーン」は、「自然」「安心」「生命感」という概念に加えて、「若々しい」「さわやかな」「明るい」といったイメージも意図しているそうで、全体として、同社の経営理念である「健康と美」を表すようになっているそうです。
最後、三つ目の企業はこちら。
ゆうちょ銀行です。日本郵政グループの内の一つですね。同グループ内には、合計で五つのコーポレートカラーが存在していますが、ゆうちょ銀行に当てられているのは「ゆうちょグリーン」です。これは、「安心」「さわやかさ」などを表現しているのだそうですよ。