今回のロゴにまつわるエピソードは、ネーミングに関する小ネタをひとつ。
日用品メーカー「サンスター」のロゴです。特に、歯磨き用品で有名ですよね。
このロゴ自体は、特に引っ掛かるところは無いと思います。シンプルで、嫌味の無いロゴですね。
ロゴを見ていただければ分かると思いますが、サンスターという社名は「SUN」と「STAR」という二つの言葉から成り立っています。
サンスターの創業者である金田氏は、戦後よりチューブ練り歯磨きの分野で新規事業に乗り出しました。
「朝晩、歯を磨こう」という衛生上の願いを込めて、「SUN」(太陽)と「STAR」(星)の二つの言葉が社名として使われるようになったとのことです。
更にそこには、「太陽や星のようにかけがえの無い存在になりたい」との思いも込められているのだとか。
また、サンスターのトレードマークであるペンギンは、南極に住むという「清潔」なイメージが、歯磨きという製品にピッタリであったため結び付けて考案されたのだそうですよ。
戦後すぐに打ち出されたこのペンギンのトレードマークは、当時の「ペンギンを実際に見たことが無い」子供たちに、大いに興味を持たれ、話題になったという逸話が残っています。