「映画・書籍装丁に見るロゴマーク」の第11回です。前回は、国内の名作ホラーミステリー映画「犬神家の一族」の装丁デザインについてお話し致しました。独特のロゴデザインで、恐怖感を演出していましたね。
今回も、独特なデザインのロゴが描かれた映画の装丁をご紹介致します。今回取り上げるは、海外の名作SF映画の装丁デザインです。
この独特なロゴ、日本でも人気の高い「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ですね。勿論、日本だけでなく世界的に大ヒットした映画です。
上下の段で別方向に傾いたロゴタイプが、「未来」と「過去」を感じさせますね。また、「BACK」の次にくる左方向の矢印が、その「未来」と「過去」への行き来が出来ることを予感させます。
さて、こちらは国内版の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の装丁デザインです。
装丁全体の基本的なデザインは同じですが、ロゴがアルファベットからカタカナに変更されていますね。
また、ただ単にカタカナに変更されているだけという訳ではなく、例の矢印の中に「トゥ・ザ」という文字が描かれるような、独自のロゴデザインになっています。
日本人としては、こちらの方が見慣れているデザインと言えるかもしれませんね。