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ユニクロの表記に関するエピソード

「朝礼で使える小ネタ。ロゴにまつわるエピソード」の第一回です。
今回はユニクロにまつわるエピソードを、ひとつご紹介しましょう。

ユニクロと言えば、説明不要の有名ファッションブランドですね。
「ユニクロ」という名称自体、元々は略語なのだということはご存知でしょうか?
「ユニーク・クロージング・ウェアハウス」というのが省略前の名称で、広島市に第一号店となる店舗が設置されていました。
これを省略して「ユニクロ」と呼ぶようになったのですが、当初その英文表記は「UNI-CLO」だったのです。
それというのも考えてみれば当然の話で、「UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE」の省略形なのですから、「UNI-CLO」の表記以外には普通考えられません。
では、なぜ現在のように「UNI-QLO」と表記されるようになったのか。

その理由は、何と「書き間違い」。
1988年、香港に現地法人を設立する際、会社登記の書類に誤って略称の「UNI-CLO」を「UNI-QLO」と書いてしまったというのです。
そんなことで決まってしまったのか、という感じもしますが、実際に字体を見てみたら「UNI-QLO」の方が格好良いじゃないか、ということで日本の店名から全て変えてしまったそうです。

良いデザインというのは、思い切った決断の元に生まれる……そんなことが、しばしばあるのかも知れませんね。