路上でふいに男らしさを見かけることがあります。
それは、このロゴ。言わずと知れたオートバイ販売のレッドバロンのロゴですね。
何が男らしいかって、まず何よりもインパクト抜群の顔ですよね。レッドバロンの名の通り、鮮烈な赤色で男爵と思われる人物の顔が大きく描かれています。赤色一色でクッキリと陰影を印象付けていますが、これは缶コーヒーBOSSのロゴなどでも見られる手法ですよね。大人の男らしい「渋さ」が演出できます。
さて、このレッドバロンのロゴに描かれている「赤い男爵」ですが、モデルとなる人物が居たという話はご存知でしょうか?
そもそもレッドバロンという会社名の由来にも関わるのですが、これは第一次世界大戦で活躍した、ドイツ空軍のパイロット「マンフレート・フォン・リヒトホーフェン」に因んでのことなのです。
リヒトホーフェンは80機もの敵機を撃墜してみせた「撃墜王」で、自信の乗機を赤色に塗装していたため、「レッドバロン」や「赤い悪魔」などの異名が与えられました。
しかし、その態度は非常に紳士的で、「天駆ける騎士」とも賞賛されました。
レッドバロンという会社名は、リヒトホーフェンの情熱と紳士性を意識して付けられたのでしょうね。バイクライダーたちの理想の姿と言えるのかもしれません。