「貴方が得をする!ロゴ作成の上手な依頼の仕方」の11回目です。今回も、前回と同様にシンボルについてのお話になります。
ロゴ作成を依頼する側にも「デザインに用いるシンボルへの理解」がある程度必要である、ということですが、今回ご紹介するシンボルのテーマは「果物」。その中でも特に、赤い果物についてお話ししたいと思います。
まずは、分かり易くリンゴから。リンゴの象徴は、それこそ聖書や万有引力の有名な例としても登場します。やはり、「知恵の実」としてのイメージが強いのではないでしょうか。
そして、リンゴと言えばやはりこの会社。「アップル」のロゴです。アップルの創業時のロゴマークはこんなにシンプルなものではなく、ニュートンがリンゴの木に寄りかかって本を読んでいる姿をデザイン化したものでした。
そう、このリンゴはやはり「知恵」を象徴する万有引力のリンゴという訳なのです。
続いては、イチゴ。キリスト教的な考えではイチゴはしばしば聖母マリアと関連付けて考えられます。また、イチゴの花言葉は「幸福な家庭」であるとのことです。
子ども用の家具を専門とするメーカー「チレキ」のロゴです。子どもを中心とした「幸福な家庭」というメッセージが、ロゴの中に隠されているという訳ですね。
さて、最後はザクロです。ザクロは豊穣のシンボルと言われています。種子の多さからくるイメージでしょうね。
デザイン事務所の「シナプス・デザイン」です。このロゴマークを一見しただけではザクロであることは分かりませんが、デザイナーの方が最初はザクロをモチーフにしていたと語っています。中身がたくさんで、外見がキッチリしているところが魅力だとも。