ある意味、これほど女性らしいネーミングとロゴは他に無いかもしれませんね。
日清製粉グループのパスタブランド、「マ・マー」です。
その名の由来も、ずばりそのもの。
マ・マーマカロニは1955年に創立されたのですが、「家庭の主婦や子ども達に親しまれるように」という願いを込めて、当時普及してきた家庭料理の主役となる主婦の呼称を採用し、「マ・マー」というブランド名になったそうです。
ロゴとして書かれている「マ・マー」の文字は、素朴で暖かみのある書体ですが、ハッキリした赤色をメインカラーに据えてドロップシャドウを付けることで、強い主張も忘れていません。
そして特徴的なのは、横に描かれたキャラクターでしょう。このキャラクターの名前自体も、「マ・マー」というそうです。分かりやすいですね。
さて、そのキャラクターとしてのマ・マーですが、実は「マ・マースパゲティ」が発売された当初からパッケージに描かれていました。
しかし、現在のデザインとは異なるところが多くありました。鼻が描かれていなかったり、ヘアバンドやエプロンが無かったり、持ち上げられた右手にスパゲティを盛り付けたお皿などが乗っていたりなどしたのです。
年を経るに連れて細部は変わっていますが、マ・マーの優しいイメージは全く変わっていません。印象の強いキャラクターデザインと言えますね。