「映画・書籍装丁に見るロゴマーク」の第12回目です。前回は、独特なデザインのロゴが描かれていた海外名作SF映画、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の装丁についてお話し致しました。
今回ご紹介する映画装丁も、ハリウッドの名作SF映画のものです。
ショッキングなラストシーンで名高い、「猿の惑星」です。
いくつもの続編が作られており、最近もその新作が披露されたところです。
前回の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と同様に、「猿の惑星」もまたロゴのデザインが目を引きます。
現在から見ると少々古臭く見えるタイプのデザインではありますが、凄まじく印象的で、存在感のあるロゴであると言えると思います。
しかしこのロゴ、実は日本独自のものなのです。
原題の「PLANET OF THE APES」と書かれたロゴは、このようなデザインにはなっていません。こちらも独特な感じではありますが、もう少し癖の弱いデザインになっています。
この点は、前回の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロゴとは異なるところですね。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の場合は、原題のロゴスタイルを真似てカタカナのロゴをデザインしていました。
邦題のロゴデザインというのも、場合に応じて様々なパターンがあるものなのですね。