「企業のイメージカラーの効果」の第10回です。
前回はピンク色をコーポレートカラーとする企業について、お話し致しました。ピンク色は女性的なイメージを想起させると共に、単純に視覚的なアピール効果が高いという特徴を持った色でしたね。
今回取り上げるのは、茶色をコーポレートカラーとする企業。
茶色には、「落ち着いた」・「身近な」・「安定的」・「素朴な」といったイメージがありますね。
それでは、一つ目の企業。
「UPS」です。アメリカの運送会社、ユナイテッド・パーセル・サービスのことですね。
ロゴデザインに用いられている盾もそうですが、この場合の茶色には、「落ち着いた」や「安定的」といった意味が込められています。
続いて、二つ目の企業。
「Seria」です。いわゆる百円均一ショップとして有名ですね。
Seriaには緑色のロゴと茶色のロゴがあるのですが、茶色のロゴの店舗は「日常を彩る」というコンセプトでお店が作られているのだそうです。「身近に」感じる色イメージを活用していると言えますね。
最後、三つ目の企業。
「スターバックス」です。有名コーヒーチェーン店ですね。
スターバックス初代のロゴは、茶色でした。茶色である理由は、恐らくコーヒーの色だからだと思われます。
シアトルの一号店では、現役でこのロゴが使用されているそうですよ。