女性らしいロゴデザインの話題、今回ご紹介するロゴデザインは、誰でも一度はCMなどで目にしたことがある、便秘薬の代名詞的製品です。
「ピンクの小粒、コーラック」というキャッチフレーズでもお馴染みの、大正製薬から発売されている便秘薬「コーラック」です。以前はP&Gから発売されていた商品ですけどね。
それ以前は日本ヴィックスから発売されていましたが、そのころはパッケージに描かれているロゴマークが現在のものとは異なっていました。
コーラックと聞けばイメージされる、女性が腕を思いっきり上に伸ばす姿をモチーフにしたロゴマークは、1989年以降から使用されているものです。
このマークは、製品概要が一見して分かるような、優れたマークと言えますね。
キャッチフレーズにまで使われているイメージカラーのピンクがパッケージ全面に用いられ、メインターゲットである女性にとって親しみ易いデザインになっています。
しかし、その親しみ易さが仇をなしたのか、1994年には皇漢堂製薬の類似商品「ビューラック」のロゴなどが酷似しているということで、訴訟問題になっていたりなどしています。
優れたデザインには、そういった問題が散見されますね。
企業側のブランド管理の腕が問われるところです。