「企業のイメージカラーの効果」の第3回です。
今回は、オレンジ色をコーポレートカラーとする企業のロゴを3つご紹介します。
オレンジ色から連想されるイメージとしては、以下のようなワードが挙げられますね。
「活発」・「明るい」・「親しみやすい」・「若々しい」・「元気」・「おいしい」・「派手」など、かなりポジティブでエネルギッシュなイメージがあると言えますね。
また、赤色と同じく食欲を増進させるカラーであるとも言われます。
それでは、まず一つ目の企業。
牛丼でお馴染みの、吉野家です。オレンジ色がイメージな企業と聞いてこれを思い出す方も多いのではないでしょうか?
まさに、「おいしさ」を狙っての王道色ですね。街中でも非常によく目立ちます。
次は、こちら。
携帯電話ブランドのAUです。この企業もオレンジ色のイメージが強いですね。
「若々しさ」や「元気」をアピールし、独特なデザインの携帯電話販売をフォローしています。ターゲット層を若者にした戦略と、上手く合致したコーポレートカラーであると言えますね。
最後はこちらの企業。
世界的ファッションブランドの、エルメスです。これは例外的なコーポレートカラーであると言えます。
普通、ファッションブランドは高級感を演出する為にもう少し落ち着いた色を選択する場合が多いのですが、エルメスの場合はその逆のカラー効果を用いて、独自性とインパクトを強めることに成功しています。
とはいうものの、このコーポレートカラー誕生の真相はというと、戦時中に包装紙が不足した際にあり合わせのオレンジ色の紙で包装したところから始まったのだとか。
オレンジの「明るい」イメージは、戦時中の人々にさぞ印象的に映ったのでしょうね。