このブログでご紹介しているロゴのデザインは、弊社の制作実績では無いものも含まれています。
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コーポレートカラーを考える:光の3原色

「企業のイメージカラーの効果」の第8回です。
前回は灰色をコーポレートカラーとする企業のロゴをいくつかご紹介しましたね。灰色は「オフィシャル」や「落ち着き」をアピールしたい場合によく用いられるカラーであるということが分かりました。

今回は、少し変わった例をご紹介。光の3原色である「赤色」・「青色」・「緑色」をコーポレートカラーとして用いる会社を、2社取り上げます。
ある意味、色の全てを包括しているので、様々な意味合いを込めることが出来るでしょうね。

それでは、まず一つ目の企業。

「生活工房 ZUTTO」です。インテリアコーディネートやカラーコンサルティングなど、住まいに関わるデザインをメインコンテンツとしています。
ロゴには「青いそよ風」と「赤い陽だまり」と「緑の木々」が描かれており、「5月の新緑の陽だまりの中で、そよ風そよぐ心地よさ」という会社としてのテーマが表現されています。
さらに、それらの色を混ぜ合わせると明るい光となることから、「お気に入りの場所に光のシャワーが降り注ぎますように」との願いも込められているのだそうですよ。

そして、二つ目の企業。

言わずと知れた、「JCB」です。この場合の3原色は、青が「責任感」(Support)、赤が「活力感」(Strength)、緑が「親近感」(Sharing)をそれぞれ意味しており、三つの「S」というコンセプトもその中で表現されます。
しかし、実はこの3原色というのは、創業時設立に関わった三つのコーポレートカラーを合わせたものでもあるのです。青は東洋信託銀行、赤は日本信販、緑は三和銀行、といった具合ですね。実に、色々な意味が込められたカラーと言えます。